2011年9月28日水曜日

動物用歯磨きの効果

ワンちゃん猫ちゃんは歯石による歯周病が多く見られます。病院でも歯磨きをお勧めしていますが、実際には動物が嫌がったり、続かなかったりです。
実はうちで飼っている猫もひどい歯周病で歯磨きチューブで歯磨きをしているのですが、その効果はいかほどか? 患者さんに勧める前に、人間に(自分で)使ったらどうだろうと動物用ビルバック歯磨きで歯を磨いてみました。


歯磨き方法は?


猫用でシーフードフレーバー。かなりの違和感です。歯磨きしている間は爽快感がまったく無くざらざらした感じです。発泡剤も入っていないのでまったく泡が立ちません。こりゃダメだと思ったのですが、うがいをしたらなんだか歯がツルツルしてなんかいい感じ? 歯の表面なんかはキュッキュとしていてぬめりはまったくありません。

天然の酵素やらいろいろ入っていて何やらよさそうなものがいろいろ入っているようです。
つい最近新製品でバニラミントフレーバーが出たので、これなら人間も使えるかなと。(もちろんワンちゃん、猫ちゃんにお勧めしているのですが・・・)


ワンちゃん猫ちゃんに歯磨きチューブを使っている方是非お試しを!
汚れの落ち具合が違いました(実体験済み)。

2011年9月18日日曜日

新しいスタッフが増えました!

 すでに気が付かれた方も多いかと思いますが、
はちペットクリニックに看護士さんが新しく加わりました!

病院スタッフの平均年齢がうんと若くなりました!

兵庫県で動物看護士の経験があります。
獣医師に相談しにくいことがある場合は看護士に気軽に話かけて下さいね♪
これからみなさま、よろしくお願いいたします。

自己紹介文が院内掲示板に貼りだしてありますので、そちらもどうぞご覧下さい。

2011年9月12日月曜日

辛くて悲しい野良猫問題

20~30年前にはよく近所で見かけた野良犬も今は減少して街中では殆ど見かける機会はなくなったように思います。
それに比べると、ノラ猫は街中なら食事も豊富にあるためか、数も増大して深刻な近隣問題に繋がっています。食事だけを与えられればいくらでも増えることができますが、野生では増えた猫みんなが健康を維持した状態でいられるわけではありません。

鼻気管炎を患う拾われた子猫
近隣ではゴミをあさったりトイレの問題、恋の季節には夜中も鳴いたりといろいろなトラブルがつきまといます。
食事を与える方すべてが不妊手術を行なって世話をしているわけではないために、猫の増大を抑えることができません。
数だけ増えて伝染病が蔓延すれば、猫の健康管理を行なって世話をすることは到底不可能になります。

 写真のような子猫をかわいそうだから拾ってきたけれど自分は飼うことはできないから動物病院や保護センターで面倒を頼みますとおっしゃる方が後をたちません。(お願いに行くのと違って無責任に動物を捨てるのはもってのほかですが!)

拾った方が責任を持って子猫を家族に迎え入れ大事に育ててくれる場合は、とても尊敬し嬉しく思いますが・・・、とはいえそうもいかずかといって見捨てておくことも出来なかったというやさしい気持ちもわからなくはありません。
全ての命が救われるだけのゆとりがあればいいですが、どこもそんな猫や犬で既に手一杯で、引き取れないのが現状だと思います。衛生的かつ健康的に管理していくにはお金や人手がたくさん必要です。餌をあげれば終わりではありませんし、野良猫のために動物病院や保護センターでは勝手にお金や人手が集まってくるわけでもありません。
実際には目の前の子猫だけがかわいそうで困っているわけではなく、見えないところ例えば動物管理センター・保健所では引き取り手が無く処分されてしまう命もたくさんあるということも知っていて欲しいです。(是非、広島市内だったら保護活動をしてるパウズハートさんや犬猫みなしご救援隊さん、動物管理センターの見学を一度お勧めします。)

こういう話を書いたのも、子猫を拾ったけど自分の猫ではないから世話をしてくれるところを探しているとか、猫をひきとって代わりに飼い主を探して欲しいといろいろな相談を受けるからです。

当院では、飼い主探しのためのポスターを作ってもらって院内に掲示することには協力いたしますが、猫を引き取るという依頼は申し訳ありませんがお断りさせていただいています。お預かりする場合には、責任をもって引き取りにきていただくこと、お預かり料金をいただくことを御了承ください。

そんなこともあって、

野良猫達に不妊去勢手術を施した上、元のテリトリーに戻す事で繁殖を防ぎ、今生きている不妊去勢済の猫については一代限りの命として地域の皆様に暖かい目で見守っていく。
そして、餌やりをする場合は後片付けや掃除も含めて適切に行う、
その他、トイレの設置を行ったり、地域の猫については地域の人間が把握していく…、
といったTNR活動が最近盛んに言われるようになってきています。
都会では行政が関わっての活動がたくさん報告されてきています。

TNR活動とは?
行政と地域の人が協力体制と管理が行き届けば、不幸な猫の数も減ってくれるし、ゆくゆくは世話をしてあげられないということで無力の自分を責めたり悲しい思いをする人達も減ってくれるのではないかなあと思います。

2011年8月28日日曜日

寄生虫にだって寄生する?!

現在では、お薬で予防できるフィラリアという病気、みなさんご存知ですか?
実は、100年以上前に発見された病気だそうです。

ワンちゃんの飼い主さんには、すっかりおなじみかと思いますが、実は、犬だけでなく、猫、フェレット、キツネ、アシカ、コヨーテだったりさらには人にも感染することがあります。

蚊に刺されることで幼虫が伝染し、発育するにつれ心臓から肺へ向かう動脈に住み着くソーメンのような虫(線虫)です。病気が進むと咳がでたり心不全になってしまう怖い病気なのですが・・・。

このにっくき寄生虫であるフィラリアにも実はさらに感染している生物がいます。ボルバキアといって細胞内に感染するリケッチア(細菌の仲間)で1970年代に発見されました。
(ボルバキアの仲間はフィラリア以外では、ダンゴムシやテントウムシなど昆虫にも感染していることで知られているようです。)

抗生物質でボルバキアをやっつけると、フィラリアのメスの繁殖力が低下したり、フィラリア症により生じる生体内での炎症反応も軽減することが分かり、病気の治療にとっても役にたつことが数年前より報告されています。

ボルバキアが不思議なことにフィラリアの繁殖やフィラリア症の病気の進行にも関係していることがわかってきたのですが、まだ分からないことも多くフィラリアとボルバキアの共生関係は現在も研究が続けられている最中です。

犬にとっては厄介な寄生虫たちですが、フィラリアにとってはボルバキアは共生しあう相棒みたいなものなのかもしれません。

フィラリア症の予防は広島市では11月中旬~下旬までは必要です。
投薬をお忘れなく!

2011年8月21日日曜日

入院も悪くないにゃあ~

  わしぁ~はぁ~ぶち胸が苦しゅうて、もう3日も入院しとるんよ。
ほじゃけど家が一番じゃおもーちょったが、 病院もまぁ悪くはないところじゃねぇ~。

でも、そろそろ退屈じゃけ~、父ちゃん母ちゃんはよー迎えにこんかねぇ~。

 と、広島弁でモンちゃんが言ったかどうかは定かでないが・・・
 
 そんなおくつろぎ中に見えるモンちゃんですが来院した日は、結構重病でした。1週間ほど食べられず、呼吸も苦しく、40度以上の発熱がありました。
検査の結果、膿胸といってレントゲン写真のように、右側半分(向かって左)の真っ白に見える部分には、膿がたまっていました。右の胸の中は膿で満たされているため肺はまったく膨らめず、左の肺だけで呼吸していました。

右の胸の中にドレーン(チューブ)を入れて、そこから膿を毎日抜いて洗浄することを繰り返し、すっかり元気になってくれました。

よかったね。モンちゃん!
モンちゃんが無事退院してくれて嬉しいけれど、ちょっぴりさみしく思うスタッフ一同です。


2011年8月19日金曜日

ボク、飼い主泣かせのフクロモモンガ!


  ボクはフクロモモンガの男の子。
ある日、体のあちこちを噛みたくって仕方なくなって、血が出るほどしっぽを齧ったんだ。

びっくりしたお母さんに病院に連れて行かれて、齧れないようにこんな姿にされちゃった。

ご飯を食べられないと思うでしょう?

でも、大丈夫。ボクは、器用だからこれでも生活はできるんだ。

 
  
でも、ある日。カラーをうまくはずすことに成功して、また好きなだけしっぽを齧ったんだ。
お母さんは、痛いのになんで自分でこんなことするの?!とびっくりして、またまたボクを病院へ。

結局、ボクのしっぽは切られてなくなってしまったんだ。

なんで齧らずにいられないのかなって言われても、
イライラしてきて齧ってしまうのをやめられないんだから仕方ないよ。

 

あれから、半年後のボク。
ちょっと変わったの分かる?
オスの勲章っていうのかな?頭の脱毛がなくなったでしょ。
というのも、半年前に去勢手術されちゃったんだ。

イライラの衝動を抑えるためだとかなんとかいって睾丸を取られて、向精神薬を飲まされて、お腹の原虫も駆虫して、まあおかげでなんだか最近イライラも減って穏やかに暮らしてるかな。

お母さんにも、穏やかでいい子だねってほめられるようにもなったしうれしいな。

でも、やっぱり自咬症の不安はまだ残ってるっていうのでカラーは付けて生活してるよ。
30分ぐらいはお許しがでてカラーをはずしてもらうこともあるし、ちょっとずつだけど前進中なんだ。


なんてこと言ってるかどうかはわかりませんが・・・。
飼い主さんと気持ちは同じで、フクロモモンガの自咬症には困っています。
世界中でフクロモモンガはペットとして飼われていますが、やはり同じ病気で困っているという話を耳にします。
群れで社会生活を営む動物であることもあってか、特に若い1頭飼いのオスや群れの仲間が死にひとりぼっちになった個体などにみられることからもストレスに関連して発生する病気だと言われています。
予防には、十分なスキンシップや運動、オスの去勢手術、群れやペアで飼うっていう方法がありますが、群れだと次から次へと増えて困ってしまことにもなります。
これからペットにしようかと考えている方!目がクリクリで本当にかわいいのだけど、運動量もスペースもスキンシップも充分に飼うことができるか考えてみてくださいね。
見た目のかわいらしさに反して鳴き声は悪魔のささやき?です。

2011年8月12日金曜日

お盆期間の診療時間のお知らせ


すっかりお盆らしくなり、あちこちのお墓で盆燈篭がたくさんみられるようになりました。この賑やかさを経験するのは今年で2回目なので驚きも少なくなりましたが・・・

8/13(土)~16(火)までのお盆期間中は、診療時間は午前のみ(午後休診)とさせていただきます。

診療時間 : 午前 9:30~12:30 

せっかくのお盆休みです。
ペットも人も暑さに負けず健康に過ごしてくださいね。