2016年6月27日月曜日

イソギンチャクの子孫繁栄!

前回のブログ後、イソギンチャクに声をかけてくれる方が増えました。
注目されて嬉しいわ~と言っているかどうかわかりませんが。。。ありがとうございます。
ところが、先週危うくイソギンチャクついに死んでしまったかと思われる事件が起きました。

海水はいつもペットボトルに汲んできたのを取り置き、定期的に交換していました。
その在庫が切れてしまい、水も汚いままで苦しそうにイソギンチャクも縮上がった状態が数日続いていました。仕事が休みの日に海水を汲みに行くまで持つだろうかとみんなの心配もピークに差し掛かったとき、そうだそうだ人工海水を作ろう!ということにしました。
マグネシウムや塩化カリウムやカルシウムや塩などを調剤して比重をとりあえず海水が1.022というので合わせてみました。PHとか細かいことは数日の辛抱だからいいだろうと思い適当に作成しました。
交換した後はいつものびのび気持ちよさそうに触手を伸ばすのですが、この度は小さくなったままでした。

休み明けに、さあ、いつも海水だよ~。お待たせ~と交換してみると、あれよあれよと体から水が抜け始め、数時間後にはペッチャンコになりガラスにくっついていたからだも剥がれ落ちてしまいました。海水を汲んだ日は雨で比重は1.004と随分低くなっていました。
ナメクジに塩をかけたら水が出ますが、低比重の海水に入れられてどんどん水が抜けていってしまうとは!淡水とは逆のことがおきてしまいました。
比重の濃い中で生きている生き物所以なのでしょうけれども、まさかこんなことで殺してしまうとは。。。とみんなで悲しみ、でもまだ生きているかもしれないから海水に塩を足し徐々に前に近づけてみることにしました。すると翌日、小さな小さな矢印の茶色いものが体から出てきました。
イソギンチャクの繁殖を調べてみると、卵だったり幼生だったり分裂だったりとあらゆる方法が見られるようです。
死にかけてあわてて単為生殖したのだろうか?!と思ったり体からでた何かしらの一部かなとも思ったのですが、その小さなものもガラスになんと張り付いています。
しばらく成長するか見守る予定です。無性生殖の場合は、出芽という体の一部がちぎれて増えることがあるようです。突然の異変に対応したとしたならこの出芽なのかなあと思います。
比重も徐々に整えるうちになんとか一命をとりとめ小さくなったもののまたガラスにくっつくことが出来ました。
死ななくてよかったよかった。また子孫が増えてまた楽しみ?が増えました。

2016年5月24日火曜日

今月の診療予定変更の急なお知らせ 

今月27日(金)は、獣医師会会議により4時半から6時半までと変更の案内をさせていただいておりましたが、
会議の中止により、通常通りの診療時間となりました。
度々の変更により飼い主様にはご迷惑をおかけいたします。

なんでもオバマさんの訪問による町の渋滞等を考慮した変更です。

狂犬病予防注射やフィラリア予防などの予防時期に合わせ、元気なワンちゃんの来院で特に土日は大変混雑しております。
特に、開院すぐの時間帯が混雑していますが、中間時間は割と余裕があったりします。でも、毎度その通りにはいかないかもしれませんが、参考になりましたら。。。

2016年5月21日土曜日

日々のうつわ展始まりました

姉の作品展の時期が来ました。
広島市では5/18-23まで天満屋さんのギャラリーで開催されています。

http://www.tenmaya.co.jp/cgi/web/index.cgi?c=event-list&shop_pk=9

こちらは姉の作品です。
この白というかベージュの器は、表現の仕方が素人でわかりませんが、ギチギチひび割れしたかのような風合いの一風変わったお皿です。
なかなかこのギチギチ感を出すのは大変みたいなのですが、変わった風合いであるため人気でした。
私もこのギチギチのうつわの湯呑でお茶を飲んでいますが、お茶の味まで変わったかどうかまでは自信ありません。。。




100均でなんでも買える時代なので、丁寧に扱わなければならないうつわを好まれる方は、風流だなあと思います。
きっと、料理もまめにつくるのだろうな~。
フライパンのまま食べちゃうようなことはせず、料理を大事にする心が養われるかもと、1年に1回ほど反省の気持ちが沸いてきます。
こちらは、姉と一緒に作品展をされている作家さんの動物シリーズです。
こういう可愛いものも並んでいるので、素人であってもいろんな作品を楽しめるようになっていると思います。
子供を連れていったので、触らせないようにするだけで目いっぱいでしたが。。。

今回は作品展の紹介でした。
紹介者に含蓄がなく、よさが伝わらないことをお許しくださいませ。

2016年3月29日火曜日

イソギンチャクも1年越え!

大変久しぶりのブログの更新になりました。
10月に出産してから、仕事に出る機会が少なくなってしまっていましたが、また午前中は出勤しはじめていますのでまたどうぞよろしくお願いいたします。
病院で行っていく院内改革などいろいろな反省点などもまたお伝えしていきたいと思っていますが、今日は病院の影の生き物をみなさんに知ってもらいたいと思いテーマにしました。

なにげなく、病院受付にちょこんとおかれたワイングラス?何が入っているかご存知でしょうか?

これは、海の専門家でもある患者さんがプレゼントしてくれたイソギンチャクです。茶色い普通のやつで、廿日市の海からやってきました。

世話はいたって簡単。くんできた海水を定期的に交換しています。
居心地悪そうに触手が縮んでくるまで忘れてしまうと、慌てて海水を変えています。しばらくしてあ~気持ちいいと手が伸びてきます。

餌もいれていないので、おそらく光合成しているものと思われますが、2~3か月は生きるよと言われていただいてから、なんと1年以上が過ぎてしまいました!!


時々、上にいったり下にいったり。なんの理由があるのだろう。酸素?水温?運動?
あっけなく枯れて死んでしまうかと思っていたのが、ずいぶん長くいてくれるので愛着が沸いてきています。
時々、患者さんにそれなあに?と聞かれますが、ほとんど気が付かれることもなく漂っています。
みなさん、興味があったら覗いてみてくださいね。