2012年6月27日水曜日

犬もテレビが好きだワン?!

アメリカの犬の研究のお話です。
犬の飼い主の61%がお留守番させる際には、ラジオあるいはテレビをつけて出かけているという調査結果が出ているそうです。
私もインコを子供の時から飼っていましたが、だれもいないと静かでかわいそうと思ってラジオをつけて出かけたりしていました。
今でもネコは夜行性だし暗いところでも視力がいいでしょといわれても暗闇じゃあかわいそうかなと時々電気をつけて出かけることもあります。

パーセンテージを出すだけで終わらないのがアメリカと感心したのですが、お留守番させている自宅にウエブカメラをつけて留守中のワンちゃんの行動を観察したそうです。
そのところ、89%のワンちゃんが、人だけの番組と比べて犬がでてくる番組には関心を示したという結果がでました。テレビを見ていた時間は、留守番している時間の1割程度でしたがワンちゃんも犬番組が好きなようだということで犬のためのDOGTVが始まっているみたいです。
サンプル画像が見られましたが、お金を払って犬に見せてあげたいとまではなかなか。。。と思いました。

眼科の先生は犬、猫は実際にはテレビを人のように見ることはできていない!と言いますが、ネコも鳥が飛んでいる番組が好きだったり見え方が違っているとしても興味を示していることは間違い無いようです。
うちの猫はテレビは見るより乗る方が好きだったのですが、昨今のテレビの薄型化によりすっかり乗ることができなくなり不満げです。

2012年6月15日金曜日

デス目ってなんだケロロ?!

再び、ケロちゃんです。
食いしん坊です。
うっかり、食事の最中に飛び上がったりすると顔面を水槽にぶつけたりするので要注意なのであります。
食事じゃない時だって動くものをエサと思いこみ、舌べろをカメレオンのように素早くだして水槽に強打してしまい、痛くて食べられなくなるなんてことを見聞きするカエルです。

そんなケロちゃん、今日は目玉を怪我してしまったお話です。
最近右目をしょぼしょぼさせて暮らしていましたが、いよいよ充血してきて先日デスメ膜瘤になってしまいました。

院長があらら、ケロの眼、デスメになっちゃったというもんだから!!!
ケロちゃんとスタッフったら『が~ん、ケロの眼死んじゃったの?』と。
デスノートとかいうから、てっきり死んだ目のことをデス目と呼んだのかと勘違い。。。
ちなみに、毎日目薬さして貰って直ってきたケロよ~。

 業界言葉風な勘違いをされてますが、ケロの目が死んでしまったわけではありません。
角膜の一番内側の膜をデスメ膜と呼ぶのですが、角膜上皮の潰瘍が深くなりデスメ膜にまで到達すると、餅が膨れたように下から膜が膨れ上がってみえるのでデスメ膜瘤と呼ばれています。
ケロの眼は小さすぎるのでワンちゃんの例です。
そんなわけで、ケロちゃん再び受付嬢をお休みしようか、あるいはいよいよ年だからこれを機に引退させようかとも考えましたが。。。
まあ元気そうだし、ケロ人気も根強かったことですし、もうしばらく勤務していただくことになりました。
カエルの定年はいつにしたらいいのでしょうか。

2012年6月9日土曜日

猫の目の周りのブツブツの正体は?

先日、ねこちゃんが上瞼になんだかブツブツのできものが出来たみたいということで来院しました。
でもでも、よ~く見ると!!!皮膚のおデキではないみたいですよ~。


すぐピンとこられたかたもおられるでしょうか?

ブツブツの正体は、ご存知マダニです。よくよく見てみると耳の側にもいっぱいついています。
瞼辺りは毛も薄くて血を吸いやすいのでしょうね。
ついでのお話ですが、わんちゃんの瞼にまつげがありますが、ねこちゃんの瞼にはまつげが生えていないって知ってましたか?

マダニは、草むらに潜んでおいしそうな?わんちゃん、ねこちゃんが通るのを待ち構えているんだとか!
普段からねこちゃんはせっせと毛づくろいをしていることから、マダニがびっしりついているのはあまりみかけませんが、外にでかける限りは感染の可能性があります。

マダニは体重の100倍くらいの血液を吸う大食漢のため、寄生されたペットは貧血を起こしたり、またアレルギーを生じたりすることもあります。

そして、人へも媒介する感染症、いわゆる人獣共通感染症(ズーノーシス)があるということもご存知ですか?
バベシア感染症、リケッチア感染症、エールリヒア感染症、野兎病、ライム病、ダニ媒介性脳炎などいろいろありますが、病気を述べると長くなってしまいますので、詳しく知りたい方は以下のサイトを覗いてみてくださいませ。

フロントラインhttp://www.merialclub.jp/frontline/index.html