2015年7月27日月曜日

8月からの診療のお知らせ


お盆休みのお知らせです。
8/13(木)休診日、14(金)・15(土)の期間はお盆休みとさせていただきます。
療法食やお薬がお盆期間にきれてしまわないようお気をつけください。


また、8/7~10月末(予定)までは、私が産休をとらせていただき里帰りすることによって、獣医師一人での診療体制となります。


狂犬病予防注射やフィラリア予防の混雑は緩和されてきましたが、土日は特に診療待ち時間が長くなることが想定されます。
可能であれば平日に来院されることをお勧めします。


皆様には長期間ご迷惑をおかけしてしまいますがよろしくお願いいたします。
しばらく留守にしますが、飼い主の皆様そしてペットたちが夏バテもせず大きな病気もなく
過ごしてくれることをお祈りしています。

元気に再会できればと思っています!






2015年6月22日月曜日

7月診療日程変更のお知らせ

梅雨に入り雨の日が多くなってきました。
たまには涼しくていいなあとも思いますし、水不足になると大変だし降ってくれるのもいいのですが、やはりいいお天気が気持ちが良いですよね。

狂犬病予防注射やフィラリア予防に訪れるワンちゃんたちの来院ピークも過ぎ、雨の日は少し暇な時間も出てきました。
雨の日は混雑することもなく待ち時間もあまりありません。


7月の診療日程に変更があるのでお知らせします。

各月で金曜日にある獣医師会議により、7/24(金)の午後の診療時間は午後4時半~6時半とさせていただきます。

また、7/26(日)は講習会(セミナー参加)のため休診日とさせていただきます。
日曜日にお休みさせていただき、通院患者様にはご迷惑をおかけしてしまいすみません。


季節の変わり目ということもあり、嘔吐や下痢などの消化器症状や皮膚病で来院するペットが多く見られます。
ジメジメ気分を吹き飛ばして体も心も暑い夏に備えましょう~。


2015年5月22日金曜日

陶芸作品展~日々のうつわ展~開催中


 
当院の受付である姉の本業はご存知の方もいらっしゃるのですが、実は陶芸家です。受付が副業です。

今年も、天満屋八丁堀7階美術画廊に5/20-25と天満屋広島アルパーク店3階ギャラリーで5/27-6/1まで、日々のうつわ展というのを陶芸仲間と行っています。
入場は無料です!

昨日、ちょっと覗いてきました。
姉の作品は見かけのように?!重厚感ある芸術作品です。自宅や病院でもありがたいことに使わせてもらっていますが、手作りのあたたかみがあります。
ちなみに、病院のトイレ前の手洗い器も姉にオーダーして作ってもらった作品です。


お仲間には、動物をモチーフにした作品が多く、
オカメインコや文鳥、シュナウザー、ボーダーコリーやカメなどの花器や器もたくさんありました。
自分のペットと同じ動物の作品が並んでいると楽しみが多いかと思います。
興味のある方は是非!見に行ってみてください。

姉には本業の器づくりに支障が出るくらい当院の仕事を手伝ってもらっていますが、今年は看護師さんスタッフが一人増えたので、本業により力を入れられるかなあと期待して応援しています。







 

2015年5月12日火曜日

マダニ注意報!を発令中

前回のブログに続いてダニのお話です。

フィラリア予防や狂犬病ワクチンのために来院するワンちゃんが多くなっているこの時期、ワンちゃんにマダニがついている率が急にアップしてきました。
雨が降った後に草村で爆発的に増えたりする影響もあるのだと思いますが急激に増えています。


かくいう、院長もゴールデンウイーク中にマダニに刺されました。
草刈をした日の夕方、「痛たたた~っ!」と言うので足を覗き見ると、足の指の股のところにフタトゲチマダニが噛みついているじゃないですか!
それから1週間たちますが、謎の熱も出てくる様子もないし今のところ大丈夫そうです。
そのかわりか、子供の全身に大量に蕁麻疹が出ています。。。



マダニが怖いのは犬だけではありません。なんだったら犬にマダニがついていても普通の事として気にしていない人も多いと思います。

昨年、ご近所に住む飼い主さんからマダニに媒介される「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染したんだよ、と2名から聞きました。2名も!と中山のことだけにびっくりしました。死亡例もある怖い病気です。

犬の散歩に出かける時は、人も素足で行かないようお気を付けください。素肌の露出は控えめに!犬と同じところを歩いていると、マダニに寄生される?刺される?可能性も高くなります。

マダニが媒介する犬の病気も発生しています。
ちなみに犬のバベシア症は2例でしたが、犬も猫も人もご注意ください。

2015年5月10日日曜日

ハリネズミのフケの中には。。。

最近ハリネズミの人気が高く、来院数がどんどん増えてきています。
鳴くことも無く静か!見た目がカワイイ!ハムスターよりも長生き!いいことだらけ?で人気が出ること間違いなしでしょう。
よく聞かれるのが、フケで背中が粉っぽいけど病気ですか?という質問です。
もともと、ちょっと粉っぽいかなあとも思いますが、皮膚病にもなんにもなっていない皮膚からはがれたフケをセロテープで回収して検査してみますと。。。

病気でもなんでもない皮膚からはがれて床に落ちたフケをセロテープでペタペタしただけにも関わらず、いるわいるわのダニさんたち(疥癬ダニ)。

 何年もたってから棘が抜けたりカサカサになったりして来院することもあります、単独飼育だしどこで病気をもらったんだろうと~質問されます。

まあ大方ハリネズミはダニもちなのかなあと最近は思っています。
検便でたまたま便にフケが付着していてダニを見つけてしまうこともあったりとにかくダニがいない方が珍しいかもというと言い過ぎ?

すごい飼い主さんにいたっては、背中を歩いているダニを肉眼でみつけて来院しました。虫眼鏡でも使わないとなかなか見れないですがたいしたものです。 ダニの背中にフケの荷物を背負って大きくなって、フケがよおく見ると動いているということはあります。
 
つまりは、野生の暮らしではダニと共生というか寄生されているのが普通なんだろうなあと思います。ペット化したものの知らぬ間にダニととも増えているのではないかと思います。

健康診断でついでにフケをチェックしてみると偶然見つかる率も高いです。たまたま見つからなかった子でも数年後には見つかることもしばしば。

なんでもかんでも清潔でなければならないということはないでしょうし、もしかしたらダニがなにかハリネズミにとっていいこともしていたりして。。(無いとは思いますが。。。)

病気になるまで待つのが正解なのか、ハリネズミ界から根絶させるべく退治していくのが正しいのか。。

とはいえ、野生じゃないので見つけてしまったからには、たいていは退治しています。だってフケの中がダニだらけという事実に耐えられる飼い主さんもほとんどいませんから。

2015年4月29日水曜日

病院ペットのトゲオちゃん死す。

 
私達事ではありますが、11年過ごしてきた砂漠トゲオアガマ(ゲーリートゲオアガマ)、♂のトゲオちゃんが先日亡くなってしまいました。

まだまだ20年目指して長生きしてくれると思っていたのですが、残念です。
さほど関心のなかったスタッフも世話をするうちに愛情が沸いていてくれましたようで、私よりガックリきておりました。

在りし日の、トゲオちゃんの姿です。


ケロちゃんのように表舞台にはいなかったので、存在を知る方は少なかったのですが実はひっそり奥で暮らしておりました。トゲオちゃんの分までケロちゃん、長生きしてね~と皆に惜しまれ旅だって行きました。


2015年4月27日月曜日

フェレットや猫、稀には人にも感染する犬糸状虫(フィラリア)感染症

 ワンちゃんの代表的な病気でもあるフィラリア感染症の予防時期が近づき土日は忙しくなってきました。実はこのフィラリアという寄生虫ですが、犬だけの感染症ではありません。


ペットとしては猫やフェレット、水族館のアシカ、野生動物で、オオカミ、キツネ、実は極めて稀ではありますが人への感染例の報告もあるのです。

ペットとしても人気の高いフェレットのフィラリア予防についてすこし触れたいと思います。

フィラリア症とは、犬糸状虫(フィラリア)とよばれる寄生虫(Dirofilaria immitis)というソーメンのような線虫が、心臓の右心室から肺へ向かう動脈に寄生することで生じる病気です。感染動物の血を吸った蚊に刺されると、皮下組織に幼虫が入り込み脱皮を繰り返し心臓から肺に向かう血管へ移動をします。


明治製薬フィラリア症のお話より抜粋
 

寄生虫感染により生じる症状はフェレットでは、食欲・元気不振、腹水貯留、呼吸困難、咳と慢性経過をたどるケースから、肺血栓症を生じることによる急性死までさまざまです。
当院近隣では、犬の予防効果も高まってきており犬のフィラリア症さえ見る機会が少なくなっていることから(100頭に1頭くらいでしょうか)、フェレットでの感染例を開院してからはまだ見たことがありません。獣医になりたての十数年前には、フィラリア症の犬を診ない日は無いくらいに日常にあふれた感染症だったことを思うと考えられないことです。


診断・予防・治療は?

犬とは異なり、血液検査でフィラリアの子虫であるミクロフィラリアが検出されるケースは犬とは異なりほぼありません。また、犬で行われるフィラリア成虫を検出するELISA検査(キットの使用)では、感度が低く偽陰性(感染しているにも関わらず陰性となること)が出ることから確定診断をすることはできません。一番高感度な検査は、PCR検査による診断ですが商業ベースで行われていないため、現状、症状とレントゲン検査、エコー検査を組み合わせて診断しています。
予防は、犬と同じように毎月イベルメクチンという内服薬の投与、皮膚へのスポットタイプの外用薬などがあります。

そのため当院ではフィラリア予防薬を与える前に無症状のフェレットにおいては、血液検査による感染確認は行っていません。

すでに感染してしまい症状がでているフェレットでは、心臓病への支持治療とモキシデクチンによる治療(新たな感染予防)を行います。Vena Cava症候群といわれる状況においては、外科的な摘出が試みられることもあります。
実験的に犬糸状虫を感染させた症例で注射による成虫駆除を行った治療の死亡率は14%から43%であったとの報告があります。

体格が小さくフェレットの心臓では数隻の寄生虫の感染でも大きな影響が出てしまいます。
いずれにせよ、予防にまさる治療なしです。

よく人は大丈夫かと聞かれます。本来の宿主では無いので、人の感染報告はごく稀ですが眼球内に寄生された感染例もありちょっと怖い病気です。
幸い感染している動物が周囲に少ない状況であれば、より心配は少ないのではと思って暮らしていますが。。。。運が悪ければ感染してしまうこともあるかもしれません。


2015年4月14日火曜日

4月から看護師さんが増えました。

4月に入り暖かくなったと思うや否や、桜はあっという間に散ってしまいました。
雨が降るとすぐに散ってしまい残念です。

実は、4月から看護師さんが一人増えました。
大型インコを複数飼育するくらいのエキゾチック動物好きのスタッフです。
学生の時には、朝5時に起きて家にいるたくさんのペットの世話をしてから学校に通っていた見上げた根性の持ち主です。
学校を卒業したての初々しさを体中からにじませているので、すぐ当院ベテランスタッフとは見分けがつくかと思います。
もう、ふてぶてしさは微塵もありません!

なんて書くと、スタッフに怒られますが、怪我の危険も高い仕事でもあるので早く動物の扱いにも慣れてもらいたいなあと思っています。
保定になれるために診察に加わっています。まだまだ見習い期間中ですが、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

2015年3月22日日曜日

春到来!狂犬病注射接種の季節になりました。

ようやく、ようやく暖かくなってきて、待っていた春が身近に感じられるようになりました。
春が来るとだんだん動物病院が忙しくなってきます。


狂犬病の予防注射とフィラリア予防に訪れるワンちゃんが増えるからです。
病気のワンちゃんではなく元気なワンちゃんが予防に来るので診察時間は短く待ち時間はそう長くはかからないのですがなにせ病院の駐車場が狭いので天気のいい土日は混み合うようになりみなさんには不便をおかけして申し訳なく思っています。

駐車場の問題は私たちも頭が痛い問題です。中山中町という場所では、コインパーキングを利用する必要性もなく近所にはそのような駐車場もありません。。。だれか近くに駐車場をつくってくれないかなあと願っていますけど当分かないそうもなさそうです。

狂犬病ワクチンの集合注射会場は今年から随分減りました。都会と同じくできるだけ病院で注射を受けてもらうような体制に変わってきています。短時間で移動しなければいけない集合注射のシステムでは、集まったワンちゃんの健康状態を細かくきくことなく、表現は悪いですが流れ作業的に注射をうっていくことになります。会場で集まったワンちゃんたちのケンカもないわけではなく(病院でも多少の小競り合いはありますが)、そして会場での糞未処理問題、どんどん集合注射は減っていっているのが現状です。
決められた日にちに行かなければいけないというのではなく、健康上の問題がない時に病院でワクチン接種を受けるようにという考えになってきています。

とはいえ、犬だけでなく人への感染症としての怖さからも狂犬病ワクチンの接種が義務付けられていると考えると、できるだけ待ち時間がなくスムーズにすすめられるような対策をとって飼い主さんの負担を減らすようにしていかなければなりません。

ワクチン接種が義務である以上、行政には接種率向上につながるような対策と注射による副作用・健康被害への補償なども考えていってほしいなあと思います。
 

2015年1月30日金曜日

トムとジェリー

小さい子供たちに大人気のトムとジェリー。
子供の時は、無条件に小さなネズミのジェリーを応援していた私です。
トムをやっつけて爽快な漫画だと思っていたのだけれど。。。
大人になってみると、トムのやさしさに気づいて実はトムの方が好きになりましたという人が多いのではないでしょうか。

そんな話になったのは、捨て猫を保護された方が最初は猫だけど頭のいいジェリーという名前を付たと言っておりました。
でも、実はトムっていいやつでジェリーのことを心配したりわざとやられてあげたりしてることに大人になって気づいたという話題になり、ジェリーはしばらくして、猫らしく?トムに改名されました。もちろんジェリーでもOKには違いありませんが。

そんなトム君は、保護されたときに大怪我をしており、前足が片方麻痺した挙句皮膚が360度広範囲に壊死してしまいました。当初は足先まで変色して断脚かと思われましたが、子猫の若さで回復してきてくれました。でも、広範囲な皮膚欠損はなかなかよくならず、背中の皮膚を移植することになってしまいました。
移植した皮膚に血管がしっかり伸びてくれないと皮膚は枯れてしまいます。皮膚がしっかりくっつくまでの管理が難しく感染してしまうとせっかく背中から移植した皮膚も腐ってしまいます。
やんちゃ盛りのトム君はしばらく窮屈な病院生活を送っていましたが、ようやく皮膚の再生がおちつき帰宅間近になりました。


 


トム君が退院するとなんだかさみしくなってしまいますが元気にお家に帰る日が来てくれてうれしいスタッフ一同です。
名前通り心優しい猫に育ってきてくれています。
トム君は入院中の猫ちゃんたちを随分慰めてくれたような気がします。たぶん。


2015年1月28日水曜日

ペットロス

新年を迎えて挨拶もかねたブログの更新をと思いながらも、今月に入ってから通院中あるいは入院していたワンちゃんや猫ちゃんの死が続きすっかり元気をなくして明るい挨拶ができないでいました。

どの子の飼い主さんもとてもとても大切にしていることがひしひしと伝わっていただけに、私たちの力が及ばずの無念も今回は相当なものでこたえています。前飼っていたワンちゃんの時にも相当ペットロスが長くつらい状態が続いていた飼い主さんもいるので、本当に心配です。

癌が胸に転移してしまったワンちゃん、神経症状が突然に悪化し急死してしまったワンちゃん、
高齢で便秘に苦しんでいた猫ちゃん、消化管出血に腸重責を伴ったワンちゃんたち。
他にも、カエルだってインコだってたくさんいます。

人間も最近では、畳の上で死ぬのは難しく、ほとんどが病院で最期をむかえることが多くなってきています。
せめて、ペットたちは家族に見守られてとは思うのですが、安らかな最期なら自宅でみてあげてとも言いやすいのですが。
なかなか仕事もしていればいつ最期になるかわからない状態を家で看取るのが難しい時もあります。または、突然にやってくることもあります。
直る見込みがあるのなら治療を続けてあげたいという気持ちが双方にもあり、もうダメだと宣告して家に帰してしまうのもつらいことです。
退院の判断がとても難しいことはありますが、やはりペットたちは住み慣れた自宅が一番だろうなという気持ちから、病院でできるだけ亡くなってほしくはないなあと思っています。

ペットロスには、否定(まさかという疑いの気持ち)⇒・交渉(生き返らせてください、なんでもしますからという気持ち)⇒・怒り(自分あるいは誰かのせいだという気持ち)⇒・受容(死の事実を受け入れる気持ち)⇒・解決(悲しみから日常生活を取り戻す段階) のステップが必要だといわれています。
それこそ、1年近く悲しみから抜け出せない人たちもたくさんいます。

動物病院では治療はしても、飼い主さんの心のケアは正直行き届いてはいません。
適切な治療が受けられたかどうかも含めてきちんと話せるところが都会では少しずつ増えてきているのでしょうが、広島ではまだ簡単に相談できるところは無いか少ないだろうと思います。
とはいえ、いろいろな活動は増えてきているので少しでも思い出を糧にして日常生活を取り戻せることを祈っています。

日本ペットロス協会:  http://www5d.biglobe.ne.jp/~petloss/

ペットロスを乗り越えよう : http://www.petsougi.net/feature/feature02.html


昨日、霊園さんに行った帰りに飼い主さんが病院によってくれました。
ペットロスの真っただ中にはいますが、霊園さんにもらった虹の橋の文章に感動して手書きにしてわざわざ持ってきてくれました。

虹のたもとに亡くなったペットたちが元気な姿でいる詩なのですが、作者不明でいろんな言葉で訳されています。


虹の橋 <第1部>


天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛し合っていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
食べ物も水もたっぷりあって、お日さまは降り注ぎ、みんな暖かくて幸せなのです。

病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
元のからだを取り戻すのです。
まるで過ぎた日の夢のように・・・

みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
ここにいない寂しさのこと・・・。

動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。

突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶようにあなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。

幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。
そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。

それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・。


続きはこちらのサイトで http://www5.ocn.ne.jp/~select/Rainbow.html