2011年7月26日火曜日

夏だよ、紫蘇ジュース!

広島に嫁に来て夫婦で開業したのが去年の4月、ついに2年目の夏になりました。
広島って変わってるな~と去年も夏が来た時びっくりしたことがあります。
きっと、広島にお住まいの皆さんにはなんの不思議も無いかもしれないですが、広島初心者の私にはいろいろ驚きがあります。

びっくりその1は、お盆のカラフルなボンボリです。
スーパーやコンビニに今時期たくさん並んでいますが、最初は何するものやらさっぱりわかりませんでした。すると、墓参りに行くとあちらこちらのお墓であのボンボリがあるじゃないですか。
ウィキペディアをみたら、正式名を盆燈籠と書いてありました。
まあきっと、御先祖様たちもお盆はあちこちのお墓がにぎやかでいいでしょうね。

びっくりその2は紫蘇ジュースです。
色も綺麗だし、なんだかいかにも健康によさそうじゃないですか。
特に、私の田舎(石川県)ではお目にかかったことはなかったのですが、広島に来て初めて飲みました。
毎夏、母が作っていますが、御近所さんもみな手作りでそれぞれ家庭の味があるのだとか。
紫蘇も梅干作りにしか使ってなかったですが、是非、いろんな人に勧めたい飲み物です。

最近は毎日のように飲んでいますが、うまい具合に、飲み終わってしまう頃には夏が終わってしまいます。

まだまだ、広島弁までは出てきませんが、飼い主さんたちにも鍛えられそのうち立派な広島県人になれるかと。日々ちゃんとサンフレッチェ広島とカープも応援しています。

2011年7月23日土曜日

鯰の養殖

神石高原町の県立油木高校の生徒らが、廃校となった小学校のプールにナマズの稚魚を放流し、養殖をしているそうです。将来は休耕田でナマズを養殖し、過疎・高齢化が進む町の活性化につなげるのが狙いということ。
このニュースをみて思ったこと。

7月21日は土用の丑の日でしたが、近所のスーパーで、国産は一匹1500円くらいで中国産は半分くらいの値段でした。やはり国産はかなり売れ残っていました。
ナマズはウナギに似ていると思うのですが、なぜウナギばかりが食べられるのでしょう?

古くは奈良時代くらいから滋養強壮に良いとされ食され、平賀源内が土用の丑の日にうなぎを食べることを発案したことは大変有名な話です。
ということで歴史で言うと圧倒的にウナギの勝利です。
栄養はどうか? ナマズもかなり栄養が有るのですが、ビタミンAではウナギがぶっちぎりで豊富です。対してナマズは低脂肪で低カロリーでヘルシーかもしれません。
     
ウナギを食べる習慣はあってもナマズを食べる習慣はたぶん皆さん無いと思うのですが、平賀源内が土用の丑の日の習慣を作ったように、誰か偉い人がナマズを食べる習慣を作り広島県の名産になったらなぁなんて考えてしまいました。ナマズパイとか・・・

2011年7月17日日曜日

アルバイト・パートの動物看護士さんを募集中!!

週3~4日勤務可能な方を募集しています。即戦力になる経験者優遇いたします。
開業2年目の新しい病院です。
犬、猫以外にもウサギやフェレットなど小型哺乳類から鳥類、爬虫類など様々な動物が来院しています。


動物好きで何事にも責任感を持っており、明るく積極的に仕事に取り組んでいただける方をお待ちしています!

診療時間を含んだ勤務時間中のパート可能なお時間をお知らせください。

    未経験者: 時給750円
    経験者: 時給800円~1,000円(能力に応じて)

お気軽にお電話かメールをください。
その後、履歴書郵送、面接となります。


2011年7月15日金曜日

野鳥のヒナを拾わない決意をするって難しい!!


野鳥の会へ

春から今時期にかけては毎年、ツバメやスズメの雛を拾った方が病院にやってきます。
道端で見つけた場合や自宅に飛んで入ってきたとかいろいろなケースです。
この雛たちは本当に一人ぼっちのかわいそうな雛なのかというと決してそうとは限らないのです。

そういう私も子供のころから、ヒヨドリ、ムクドリ、ヒバリ、ツバメといろいろ拾ったものです。今でいうなら誘拐していたのですが。。。当時はかわいくてかわいそうで仕方ないという気持ちしかありませんでした。
ちゃんと育って寿命を全うした子もあればすぐに死なせてしまったこともあります。
当時は、まさか親と巣立ちの練習中の若鳥だったとは思いいたりませんでした。

そんなわけで、電話の相談も多いよくある質問を載せておきたいと思います。

Q1:ヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?

A1:巣立ち直後のヒナはあまり動きません。親鳥は人がヒナの近くにいると警戒して近づけないので、その場を去る方がよいでしょう。
実は、親鳥が餌を与えつつ一人立ちするまでの最後の教育をしている最中ということが多いのです。

Q2:ネコやカラスに食べられないでしょうか?

A2:心配な場合は、ヒナを近くの茂みの中に移しましょう。親鳥は姿が見えなくても、ヒナの声で気づくことができるでしょう。スズメやツバメなど幼すぎるヒナが巣から落ちてきた場合には、巣に戻すことが難しければ自宅にあるカップラーメンの空の容器などに雛を入れて猫の届かない位置に置くという方法もいいかと思います。

Q3:人がヒナを育てることはできないのですか?

A3:たくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1ヶ月)に「何が食べ物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、人に育てられたヒナが自然の中で生きていけるとは限りません。
できるだけ、野鳥として生きていく術を身につけてもらうためには、人間ではそのノウハウを教えることは出来ません。自然で生き残るためにも、なんとか保護したら早い段階で親鳥のもとに返してあげる方法を模索してみてください。

Q4::怪我をして飛べないときはどうしたらいいでしょうか?

A4::広島なら役場の中に有る 環境県民局 環境部 自然環境課 電話082-513-2931や最寄の動物病院に電話して相談してください。保護してすぐに動物病院につれていけない場合などは、小さめのダンボールや紙箱に入れ、温度は25~30度くらいにして暗く静かにしておくようにしてください。
しょっちゅう覗いたり触ったりすると弱ってしまうので気をつけてください。


 先日、保護されたツバメの若鳥が来院しました。羽に紐のようなものが巻きついて飛べない以外は怪我もありませんでした。保護してすぐだったため紐をはずし、拾われた方に保護したところにいち早く戻してもらったところ、無事親鳥や仲間と合流でき飛んでいったという連絡をうけました。
なかなかうまく放鳥できるケースも少ないですが、こういう話が聞けるととても嬉しくなります。
まだまだヒナを見つける機会は多いと思いますが、ヒナは修行中!と出来るだけたくさんの人に知ってもらえたらと思います。

2011年7月12日火曜日

犬猫の約8割は歯周病にかかっている?!

犬や猫では虫歯はあまり見られませんが、歯周病はヒトと同じようによくみられる口腔疾患の1つです。一般に、飼われている犬猫の約8割もが歯周病にかかっていると言われています。
犬・猫で多い歯周病が心臓病、脳血栓、腎臓病を引き起こすことがあることを知っていますか?
口の中の健康は、全身の健康にもつながるのです。

歯磨きを上手にしても、1日たてば歯垢が付着します。歯垢は3~5日程で歯石に変わってしまいますので、出来れば毎日!毎日が無理でも2日に1回は歯みがきする習慣を身に着けたいものです。歯垢には細菌がいっぱいです。細菌感染により、歯周靭帯や周囲の顎骨を溶かしていきます。

先日スケーリングを行なったわんちゃんの写真を紹介したいと思います。


Before
 
上顎の写真です。
犬歯の後ろにある臼歯は歯石がたくさん付いて、歯が見えない状態です。根元には膿も出てきて、歯もぐらぐらでした。











After
 
ピカピカになりました!!
とはいえ、根元が膿んでいた臼歯は抜歯することになりました。

残された歯を大事に、歯磨きしてね!







Before

今度は下顎です。上顎に負けずおとらず歯石に歯が隠れてしまっています。


 

After



 スケーリング後です。
歯の白い姿が見えるようになりました。

超音波スケーラーで歯石をとって、歯周ポケットを綺麗にして、歯の表面をツルツルに磨いておしまいです。








全身麻酔をかけてまでせっかく綺麗にした歯ですが、歯磨き習慣を取り入れずにこれまで通りの生活を送ると半年ほどでまた歯石が付着していってしまいます。
なかなか、歯磨きの習慣は大変ですが出来るだけ綺麗を維持していきたいものですよね。
とはいえ、いきなり歯ブラシで歯磨きできるワンちゃんはいません。少しづつ慣らして練習していくことが大事です。
医療用の歯磨き剤・デンタルガムなども病院で取り扱っていますので、まずは一度ご相談ください。

2011年7月2日土曜日

中国新聞ファミリーに載りました。


梅雨でじめじめしていると思っていたら、すっかり暑くなりました。
本格的な夏の暑さが突然始まり、体も夏の暑さについていけない今日この頃です。


2011年、7月号ファミリー

今時期のように季節の変わり目の方が、人と同じく動物でも気温の大きな変化への体温調節が難しく体調を崩しやすい時期です。室内でも熱中症にはお気をつけ下さい。節電が呼びかけられている昨今、動物にエアコンをかけることもはばかられますが、上手に温度管理をしましょう。

昨日、7/1に中国新聞の地域情報誌東区版ファミリーに当院が紹介されました。
早速、記事を見たよと患者さんにも声をかけられましたが、ベルツノガエルのケロちゃんやロシア陸ガメのノロチャンもかわいく写真が載せてもらっています。記者の方にお話させてもらった後、なんか要領を得ないことを言ってしまったなぁと反省していたのですが、そこはさすがプロで名文に仕上げれられていました。ありがとうございました。