病院に来るカメさんには、よく子供時代に捕まえて飼い始めてかれこれ20年なんていうご長寿さんもいます。
私も小さいころゼニガメ(いわゆるイシガメやクサガメ)を飼っていましたが、寒い冬にうっかりプラケースを外に置きっぱなしにしてカチンコチンに水とカメを凍らせてしまうというまずい経験があります。

夏休みの自由研究のためと、じっくりカメさんを観察しているとなにやらついていることに気付いたそうです。
どれどれ~?
甲羅にはりつき、卵もぺったりついています。
ピンセットでせっせとると10匹以上はついていました。

どっちが頭かな?と眺めていると、ホースのような口が伸びてきました。体にはヒラヒラもついていてしっかりくっついています。
虫の正体はヒルでした。
ヌマエラビルなのかなと思いますが、ヒルも種類が多いので多分です。
治療は、基本ひっぱって取り除くということになります。

野生動物にはつきものなのでしょうけど、飼う上では、大事なカメさんの血を吸うにっくきやつなのでヒルは始末してしまいました。