2011年8月19日金曜日

ボク、飼い主泣かせのフクロモモンガ!


  ボクはフクロモモンガの男の子。
ある日、体のあちこちを噛みたくって仕方なくなって、血が出るほどしっぽを齧ったんだ。

びっくりしたお母さんに病院に連れて行かれて、齧れないようにこんな姿にされちゃった。

ご飯を食べられないと思うでしょう?

でも、大丈夫。ボクは、器用だからこれでも生活はできるんだ。

 
  
でも、ある日。カラーをうまくはずすことに成功して、また好きなだけしっぽを齧ったんだ。
お母さんは、痛いのになんで自分でこんなことするの?!とびっくりして、またまたボクを病院へ。

結局、ボクのしっぽは切られてなくなってしまったんだ。

なんで齧らずにいられないのかなって言われても、
イライラしてきて齧ってしまうのをやめられないんだから仕方ないよ。

 

あれから、半年後のボク。
ちょっと変わったの分かる?
オスの勲章っていうのかな?頭の脱毛がなくなったでしょ。
というのも、半年前に去勢手術されちゃったんだ。

イライラの衝動を抑えるためだとかなんとかいって睾丸を取られて、向精神薬を飲まされて、お腹の原虫も駆虫して、まあおかげでなんだか最近イライラも減って穏やかに暮らしてるかな。

お母さんにも、穏やかでいい子だねってほめられるようにもなったしうれしいな。

でも、やっぱり自咬症の不安はまだ残ってるっていうのでカラーは付けて生活してるよ。
30分ぐらいはお許しがでてカラーをはずしてもらうこともあるし、ちょっとずつだけど前進中なんだ。


なんてこと言ってるかどうかはわかりませんが・・・。
飼い主さんと気持ちは同じで、フクロモモンガの自咬症には困っています。
世界中でフクロモモンガはペットとして飼われていますが、やはり同じ病気で困っているという話を耳にします。
群れで社会生活を営む動物であることもあってか、特に若い1頭飼いのオスや群れの仲間が死にひとりぼっちになった個体などにみられることからもストレスに関連して発生する病気だと言われています。
予防には、十分なスキンシップや運動、オスの去勢手術、群れやペアで飼うっていう方法がありますが、群れだと次から次へと増えて困ってしまことにもなります。
これからペットにしようかと考えている方!目がクリクリで本当にかわいいのだけど、運動量もスペースもスキンシップも充分に飼うことができるか考えてみてくださいね。
見た目のかわいらしさに反して鳴き声は悪魔のささやき?です。